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たばこの価格が500円に上がれば、半数が禁煙
−「たばこ価格と喫煙意向」アンケート調査まとまる−
2005年12月14日 禁煙広報センター
たばこ価格が500円に上がれば、51.2%が禁煙し、71.5%が吸う本数を減らす。1,000円になれば、73.4%が禁煙する。
 
今後、禁煙する「きっかけ」のトップ3は、
(1) 自分自身の意志(59.1%)
(2) たばこ価格の値上げ(54.7%)
(3) 子供のため(24.8%)
 
喫煙の自分の健康への影響度については、「命にかかわる病気になるかもしれない」、「病気になるかもしれない」を合わせると82.8%。これは、2002年調査より11.9%も増加。
 
喫煙が習慣になった時期は、「24歳未満」が87.9%(19歳以下が34.5%、20〜24歳が53.4%)

 禁煙広報センター(東京都中央区)は、去る12月2日から3日間、全国の20歳〜69歳までの男女喫煙者2,000人を対象に「たばこ価格と喫煙意向」についてアンケート調査を実施した。この調査は、たばこの価格と喫煙者の意識の相関関係を明らかにすることを目的とした。

 調査結果では、今後考えられる禁煙のきっかけとして、「たばこ価格の値上げ」を挙げた回答者が半数以上(54.7%)にのぼり、2番目に多かった。値上げ価格と喫煙行動に関する質問に対しては、400円になったらたばこをやめると答えた人が約4分の1(23.5%)、500円になると半数(51.2%)、1,000円になると約4分の3(73.4%)がたばこをやめると回答した。

 たばこがもたらす健康への影響に対する質問に対しては、「命にかかわる病気になるかもしれない」(32.5%)、「病気になるかもしれない」(50.3%)で、喫煙が原因で自分が何らかの病気にかかるかもしれないと認識している喫煙者は82.8%に達し、2002年調査より10%以上増加した。これにより、健康増進法の施行やたばこ規制枠組み条約の批准発効なども要因となり、喫煙者におけるたばこの有害性の認識が、ここ数年確実に高まってきたことがわかる。

 以上のことから、社会環境の変化、禁煙志向の高まりとともに、たばこの害についての意識が高まっていることが推察される。また、現在も喫煙を続けている人は、たばこの害を理解しながらも、禁煙に踏み切れないニコチン依存度が高い喫煙者に絞られてきているという実態がわかる。ニコチン依存度が高い人では、禁煙に挑戦するきっかけとして、「よく効く禁煙補助薬」という回答が20.9%と依存度が低位(9.8%)、中位(12.4%)の喫煙者に比べ高いことが分かった。

 また、一ヵ月あたりのたばこ代は、平均で約8,500円。年齢が高くなるに伴いたばこ代も上がる傾向がみられる。前述の禁煙のきっかけに対する質問に対し、「たばこ価格の値上げ」を挙げた回答者が半数以上に上ったことからも、たばこの値上げが禁煙の推進に効果があると推察される。

 喫煙が習慣になった時期は「19歳以下」が34.5%であり、また、「20〜24歳」が53.4%であわせて「24歳未満」が87.9%を占めた。今後、一層の未成年者・若年者に対するたばこ対策が求められる。

 今度の調査結果は、2002年の研究「たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究」(医療経済研究機構)と比較した。今回の調査の設計・アンケート結果の分析は、2002年の研究を実施した株式会社UFJ総合研究所の公共経営・公共政策部 保健・医療・福祉グループ長、星芝由美子主任研究員が監修した。

 今回の調査について、大阪府立成人病センターの調査部長、大島 明氏は次のように述べている。「たばこが人間の健康に悪影響を及ぼすことに、疑問の余地はない。今年2月27日に発効した『たばこ規制枠組み条約』の第6条には、具体的な喫煙対策の第一歩として、たばこ税、価格の引き上げを挙げている。それは、たばこ税、価格の引き上げが、たばこ規制において最も有効で費用対効果の高いものであることが、これまでの諸外国の経験から明らかにされているからである。日本のたばこ価格は、先進国の中で最も安い部類に入るため、まだまだ引き上げの余地があり、英国並みの1箱1000円になるまで今後継続的に引き上げるべきだと考えている。たばこ価格を引き上げてもたばこの税収は、決して減少せず、むしろ増加する。増加したたばこ税収は、たばこ農家やたばこ小売業者の転業支援を含め、たばこ規制対策の財源に充てることができる。」

【調査設計】
調査方法:インターネット調査
調査日時:2005年12月2日から4日
調査対象:全国の20歳〜69歳までの男女喫煙者2,000人
調査企画:禁煙広報センター

アンケート結果PDFのダウンロードはこちら [ → ]
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