米国でがんによる死亡者が減少 喫煙率低下による影響が大 |
|
|
 |
| 2006年10月5日 |
禁煙広報センター |
 |
米国の研究チームは、米国がん協会が発行する「Cancer」誌(10月15日号)で、「米国でがんによる死亡者の数が1990年代から減少を続けている」と発表した。発表によると、1990年代から2003年までのがんの死亡率は、年間平均で男性は1.6%(1993年〜2003年)、女性は0.8%(1992年〜2003年)低下し、男性は女性と比較して2倍の低下率だったことが分かった。
同誌は、がんによる死亡者が減少した大きな原因として、スクリーニングによるがんの早期発見や医療の進歩のほか、喫煙率の低下が続いたことを挙げている。米国では喫煙率の低下は男性の方が女性より早く進み、その結果、1975年から2003年までの男性の肺がん発症数は減少した。しかし、喫煙率が男性ほど減少しなかった女性は肺がん発症数が増加した。男性の喫煙率は1974年に42.9%だったが、2003年には23.3%に減少している。一方、女性の喫煙率は1974年には32.0%、2003年には19.1%と男性に比べ減少率が少ない。(脚注[1])
研究チームの一人、北米がん中央登録所協会のホリー・ハウ事務局長は、「喫煙は肺がんだけでなく、ほかの多くのがんの原因になる。このため、10代の女性を含む女性たちに対して禁煙を推進していくことが重要だ。」と語っている。
日本のがん死亡者は、1950年代から増加し続けている。がんによる死亡率についても、1975年から2003年の間、人口10万人に対し、男性で140.6人から303.3人に増加(約2.16倍)、女性は105.2人から190.1人に増加(約1.81倍)している(脚注[2])。1975年から2003年の喫煙率の推移を見ると、男性は27.9%の減少(76.2%→48.3%)、女性の喫煙率は1.5%の減少(15.1%→13.6%)となっている(脚注[3])。
出典:
[1]”Health, United States, 2005, With Chartbook on Trends in the Health of Americans,” p.256, Table 64 Age-adjusted prevalence of current cigarette smoking for adults 25 years of age and over, according to sex,race, and education: United States, selected years 1974-2003
http://www.cdc.gov/nchs/data/hus/hus05.pdf
[2]厚生労働省統計表データベースシステムより、第1−29表、死亡率(人口10万対),死因年次推移分類・性別
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyk_1_2.html
[3]たばこと健康 厚生労働省のたばこ情報より、成人喫煙率
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html
|
 |
|