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ニュースリリース
「家庭、自家用車における受動喫煙曝露」
第65回 日本公衆衛生学会で発表
2006年12月12日 禁煙広報センター
〜 台所の換気扇下で喫煙した場合、リビングの粉じん濃度は喫煙室レベルに
喫煙直後の喫煙者が自家用車に乗車した場合、
車内の粉じん濃度は通常値の4倍に 〜


 10月25日(水)から27日(金)まで富山市で開催された「第65回日本公衆衛生学会」で、東京大学大学院医学系研究科 国際地域保健学教室の中田ゆり氏が、産業医科大学産業生態科学研究所 健康開発科学研究室の大和浩教授との共同研究、「家庭、自家用車における受動喫煙曝露」について発表した。その中で、喫煙者が喫煙直後に通常車内では喫煙していない自家用車に乗りこんだ場合、車内の粉じん濃度が通常の4倍になっていることが分かった。

 今回の調査は、喫煙者がいる家族が住む一般的なマンションで、喫煙者が台所(換気扇の下)やベランダで喫煙した場合、また、喫煙直後に自家用車に乗車した場合の、子供や家族の受動喫煙の程度や量をデジタル粉じん計によって測定した。その結果、換気扇の下で喫煙しても、たばこの煙が家族のいるリビングに拡散するため、リビングでの粉じん濃度は上昇し、喫煙室の基準値レベル近く(130μg/m3)までになることが分かった。また、ベランダで喫煙した場合も、窓を開けた状態で喫煙した場合には風の向きによって煙が室内に流れこみ、また、隣家のベランダにも煙が流れていたことが判明した。さらに喫煙者が喫煙直後に自家用車に乗りこんだ場合も、粉じん濃度は増加し、喫煙者が乗車する前の4倍(80μg/m3)にまでなることも明らかになった。これは、喫煙者の肺の中に残っていたたばこの煙が車内で吐き出されることにより、車中の粉じん濃度が上昇することが原因であると考えられた。

 中田氏は、今回の研究により、子供や家族を受動喫煙から守るため、また、隣家への受動喫煙の原因とならないために、家庭はベランダを含めて禁煙としたほうがよいということが実証されたとしている。さらに、「喫煙した直後に家族が乗っている自家用車への同乗も控えるべき」と指摘している。

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